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鎌尾根 2000.5.14 NO.062  Photo Club Part2

 この鎌尾根は、カズラ谷から鎌ケ岳に登り、それから岳峠から水沢峠まで縦走するコースで、年に一度や二度は通っています。しかし、水沢から鎌を目指すのは今日が初めてで、単独行ということもあり、ちょっとだけ不安でした。またこれとは別に、隊長の体調(しゃれじゃない)がいつもと違い、最後までエンジンがかかりませんでした。足にグッと力が入らないし、何となく体がだるいといった感じでした。ま、こんな時もあるでしょう。おかげで、年輩のおじさんやらおばさんにバンバン抜かれてしまった。


鎌尾根の斜面に咲くツツジ

■8:50 宮妻渓谷の駐車場出発

 道路脇の駐車場が満車だったので、下のキャンプ場の駐車場へ降りた。駐車場はまだまだ空いていて、先に到着して登山の準備をしている人が数人いました。今回は、山歩きよりも花見の方に重点のおいていたので、コースの事よりも花の事ばかり考えて歩いていました。林道の脇には、トウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、フジの花など、草よりも木の花がきれいでした。ツツジの赤と新緑の緑のコントラストがいいね。林道脇の花が気になって、立ち止まっては写真を撮ってばかりいたので、水沢峠登山道入り口まで、45分もかかってしまいました。しかし、この林道歩きは、単調なのであまり好きになれませんね。今は花があるからいいけど。


トウゴクミツバツツジ

■9:35 林道の水沢峠登山道入り口

 林道歩きで体の準備運動もできているはずなのに、足が重たくて上がらないのは、体調不調のせいでしょうか。いつものように、汗はたっぷりと流しているのですが。この間は、イワカガミをあちこちで見かけました。それに、まだつぼみも出てないのですが、登山道脇でササユリを見つけました。6月が楽しみですね。
 水沢峠までの行程は約1時間とみていいでしょう。いくつも沢を超えていくコースなのですが、植林帯の中にあるので特に夏場は薄暗くて、あまり好きなコースではありません。しかし、この山域でバリエーションを楽しむには、このコースは欠くことができません。水沢峠まで行けば、イワクラ尾根、鎌尾根とつながっています。


イワカガミ

■10:30 水沢峠

 体調が不調なので、やっとたどり着いた感があります。ここで、イワクラ尾根から入道へ向かう人と、鎌尾根を行く人に分かれます。何年かぶりにここへ来たという男性の登山者に、イワクラ尾根コースを紹介しました。休憩時間込みで、鎌尾根だと2時間、イワクラ尾根だと1時間半と思えばいいでしょう。


ホンシャクナゲ

■11:00 水沢岳

 ここは、いわゆる鎌尾根と呼ばれるコースで、鈴鹿山系の縦走路の中でおそらく一番いいのではないでしょうか。天気が良く遠望がきけば、入道、雲母、鎌ケ岳、御在所、雨乞岳、イブネ、クラシ、綿向山といった山々を望むことができます。縦走路を通じて見晴らしが良いのが特徴ですね。しかし、見晴らしがよいということは、尾根が痩せているということで、足下にも十分注意を払いましょう。
 鎌尾根の本日の主役たちは、ハルリンドウ、アカヤシオ、 ミツバツツジ、ホンシャクナゲといきたいところですが、シャクナゲは残念ながら1週間早かったかな。クヤシーーーーぞ。今回はシャクナゲを見るために来たのにーーーー。また来週来るぞーー! しかし、ウグイスのバックグランドミュージックは最高ですね。
 途中で昼食をとったのは良かったのですが、足がさらに重くなり、つらーくなってきました。やはり、隊長の体調が不調ですね。この度はシャレのつもり。


ハルリンドウ

■12:50 岳峠

 ここまで来たら、ゴロゴロ、ピカピカ、ポツポツとなってきました。山頂でシロヤシオを撮影したかったのですが、ゴロゴロ、ピカピカはまずいね。怖い怖い。ということで、休みも取らずにしっぽをまいて下山開始。あーつまらねー。おにぎりとラーメン残しておいたのに。


アカヤシオ

■14:10 駐車場着

 

 

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