歩人倶楽部 最新情報

羽鳥峰 2000.2.27 NO.057

 

9:00 朝明ヒュッテ駐車場


朝明ヒュッテ前の駐車場

  昨日は、四日市の山間部は積雪があったようで、駐車場も雪をかぶっていました。歩人倶楽部登山隊はいつも朝が遅いので、季節のよいときにはこの駐車場も満車状態なのに、今日は2台しか止まっていませんでした。それに、いつもだと駐車料金の500円を徴収されるのに、今日は係りの人がいませんでした。私はかなりここの観光協会に貢献しているのでたまにはいいでしょう。キャンプ場を間を抜け林道を進んでいくと、家族づれが雪に埋もれたキャンプ場で鎌倉を作ったりスケートボードで遊んだりしていました。遠くまでいかなくてもここは穴場かもしれませんね。このあたりで積雪は40センチくらいかな。 林道は車に踏まれているので、雪がしまっていて油断すると転んでしまいます。しかし、アイゼンをつけるまでには至りません。


山荘のツララ

9:40 旧道分岐


旧道分岐

  このあたりから、車が入っていないので足が雪にはまって歩きにくくなってきました。幸い先行している人が一人いるようなので、その人の足跡をたどれば少しは楽だな、と思っていると、なんと途中で引き返してきたようです。(しばらく進むと引き返した後があり、その先は真っ新の林道が光っていました。)積雪は50センチを軽く超えているようです。雪はサラサラで膝まで入っていきます。こんな時はアイゼンよりもワカンがいるなと思いつつ、このあたりから一気に汗が噴き出してきました。吹き溜まりに入り込むと一気に腰までズボッと入ってしまいます。この調子では釈迦は無理と判断しました。縦走路を中峠までいってから下山しようと、自分で計画を変更しました。しかしこのラッセルは しんどかった。

10:40 見晴らしの利く林道


前方は羽鳥峰

 このルートはふつうに行けば1時間10分かかるのですが、この時点でもう1時間40分かかっています。 やっと羽鳥峰が見えてきました。見晴らしが良いということは風通しもよいということで、風に吹き飛ばされた雪が顔にプチプチと当たってきます。それにまた雪が降り出しました。

11:00 林道終点


林道終点からの登り

 この林道終点から重走路までが大変でした。積雪も半端ではなく、少しでもルートをはずすと胸のあたりまで埋もれてしまいます。私が先頭なので足跡はなく、完全に雪に埋もれているので登山道もはっきりとしません。5分のところを15分もかかってしまいました。

11:15 縦走路に出る


雪に埋もれた縦走路

 この辺も積雪は半端ではありません。雪の重さに耐えかねた雑木が登山道を塞いでいます。ここからはわずかな距離なのですが、記憶を頼りに進むしかありませんでした。やっとケルンが見えるところまで来ましたが、吹き溜まりになっていて前進が困難になってきました。両手も使ってほとんど水泳状態で前進しやっと頂上につきました。

11:30〜12:00 山頂ケルン、昼食


山頂のケルンを目の前に前進困難

 強風のため1分といられませんでした。少し降りた風のさけられるところで昼食をとり、この時点中峠も断念しました。

 下山途中で中年の夫婦と単独の男性と出会いました。今日は出会った人は4人でした。


御在所が見えませんね

13:50 駐車場着

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