釈迦が岳 1999.11.14(日)

 9:00 朝明ヒュッテ駐車場出発

 本日も駐車場は満車状態です。観光バスから登山客がどっと出てきました。この人たちがみんな釈迦へいったら大変な混雑になりますね。松尾尾根の頭の昼食場所は狭いのでちょっと心配になってきました。
  一台は下山に備え、松尾尾根の登山口に置いておきました。

 9:50 庵座の滝

庵座の滝
庵座の滝

 絶好の撮影ポイントを登山者に教えてもらいました。三脚据えて構えていたけど、私たちのためにしばし場所を譲ってもらいました。この場所から撮影したのは初めてです。助言ありがとうございました。

 この庵座谷コースは最初を最後の登りがきついコースです。庵座の滝を越えたあたりからは結構楽な沢歩きといった感じですが、その分最後の急登がこたえます。

 この庵座の滝を高巻くためには、ガレ場をトラバースする必要があります。木の根やロープにつかまりながら越えることができるのですが、問題は落石です。直下がこの滝を見物するポイントになっているので、くれぐれも落石には注意する必要があります。

10:40 三段の滝

 この滝を背景にすると絶好の撮影ポイントになります。しかし、問題はその後ですね。この滝を高巻くには急な崖を一気に登らないといけません。急な崖を登るのもこのコースの醍醐味なんですが、問題はここでも落石ですね。でかいやつが転がれば下のものはひとたまりもないでしょう。特に下りは要注意ですね。ここを登り切り大きな鉄のパイプでできた堰堤を過ぎると、正面には庵座のガレが威圧感を伴って立ちはだかります。

11:20 大陰ガレ下

 谷を離れ尾根に取り付くと、いきなり木にしがみつきながらの容赦のない登りが始まります。このあたりから一気に汗が噴き出してきます。10分ほどで大陰のガレ下に飛び出します。一気に松尾尾根の頭まで行きたいところですが、ここからの景観は大変すばらしく、足が止まってしまいます。(えらいから止まる)ガレ場を望む景観は鈴鹿でも屈指ではないでしょうか。
 しかし、これで終わったわけではありません。これから先は、胸突き八丁と言う表現が適当だと思いますが、手足を使った全身運動が待ちかまえています。とにかく体がフル稼働状態になります。木の根や岩につかまりながら登って行くと松尾尾根の頭に飛び出します。やれやれ、やっと飯が食えるぞ!

12:00 松尾尾根頭(昼食休憩)

 みなさんこの時を待っていたのですね。
とにかく山で食べると何でもうまいんですね。カップ麺とコンビニのおにぎりがあればいいのです。

12:40 釈迦が岳山頂

 ここが山頂です。見晴らしがあまり良くないので、証拠写真だけ撮って、さっさと引き上げました。

12:50 松尾尾根

 このあたり崩落の危険地帯だから、細心の注意を払わなければならない。痩せた尾根を踏み外すことでもあれば、まず助からないでしょう。しかし、見通しは大変よく何度を足を止めたくなるようなところばかりです。

13:30 松尾尾根の紅葉

 尾高との分岐を過ぎると、ひたすら下るのみですね。途中、紅葉の絶好のポイントがありました。

15:00 下山

 途中何度も休んだので下山には2時間を要しました。